●聖剣伝説Legend of Mana

聖剣伝説 レジェンド オブ マナ PS one Books聖剣伝説 レジェンド オブ マナ PS one Books
PlayStation (2002/02/21)
スクウェア
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私が初めて自分のお金で買った、初めて本当にハマった、初めてサントラを買ったゲームです。
不満点もあるけれど、確かに心に残っていて、何度でもプレイしたくなる作品です(07年8月現在、3周しています)。

そこに広がるのは童話のような世界。
暖かな質感のグラフィック、幻想的で民族的な音楽、何も無い地図の上にアイテムを並べて世界を作ってゆく「ランドメイクシステム」……。武器やゴーレム作成、ペット育成、果物育てなどに精を出すのもまた一興。浸っているとなんだか気持ちいいのです。

しかし、なんといっても語るべきは物語たちでしょう。
小さなイベントが次々に発生し、それを個々に終わらせてゆくシステム(メインシナリオは連続短編のような形になる)で色々な事件に関わっていくことになるのですが、微笑ましいものから考えさせられるものまで様々です。イベントについて一言日記を書いてくれるサボテンくんもなかなかに毒舌でいい味が効いてます。本当に童話らしい世界とは、こういう世界なのではないでしょうか。

メインシナリオは3ルートあり、どれか1つをクリアーするとラストのシナリオが出現します。
幼馴染たちが種族や身分の差のゆえに敵味方に別れるエスカデ編。(3シナリオ中最も後味が悪いです。価値観の対立)
ドラゴンたち、地上と奈落、姉弟が対立するドラゴンキラー編。(主人公が気がついたら深く巻き込まれている辺りが好きです)
そして何と言っても、珠魅という一族の謎に迫る宝石泥棒編。

私の一押しは宝石泥棒編です。 瑠璃や真珠、エメロードやレディパールはもちろんのこと、サンドラに惹かれます。
好きな人の幸福とみんなの幸福を天秤にかけて前者を選び、制裁の名の下に散々やって最後があれだなんて、まさに私の好み。
真珠の記憶喪失の理由、専用ダンジョンの美しさ、ラストイベントの流れも素晴らしかったです。主人公がこの作品の中で唯一喋る一言もシンプルですが感動的。
イベント終了後にドミナの教会で会えるポイド警部の哀愁も地味にいいですよね。あと、サボテンくんはすごくひどい日記を書くので必見です(笑)。

何度でもこの世界に帰って来たいと思えます。
「世界はイメージで出来ている」。
きっと、この世界はいつでも私達を受け入れてくれるのです。

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