ここではスケールの大きな夢を紹介します。
世界を救ったり、巨大な陰謀に巻き込まれたり。
かなり突飛な夢が多いですが、どうぞお楽しみください。

収録夢数:12


「我ら魔物討伐隊」
見たとき:2005/05/06?
背景知識:とくになし
夢内設定:読んで分かる程度

 ギガントタイタンが出たという知らせを受け、私達第四討伐隊は出撃した。
風吹き荒ぶ谷で破壊の限りを尽くすその巨大なタイタン(タイタンはただでさえ巨大だがそれ以上だ)は、強靭な体を持ち私達がいくら攻撃してもほとんど効かなかった。それでも捨て身で私達は攻撃する。体力ゲージを確認すると、残り24本。無理だ。まだ1本目の4分の1を削った程度なのに私達は満身創痍。一方、攻撃されて凶暴になったギガントタイタンの攻撃は激しくなるばかりだ。
 それでもギガントタイタンの頭部目掛けて突撃した瞬間。ギガントタイタンが振り回した大きな腕が、私の側頭部を強打した。大きく跳ね飛ばされた私。右耳はほとんどがちぎれていた。下1cmほどで繋がった耳からは大量の血がこぼれる。直後に撤退命令が出、私達は基地へと飛んでいった。
 救護室に向かい、包帯で耳をぐるぐる巻きにされる。妙にそこが熱い。私達と入れ替わりに出撃した第二討伐隊は無事だろうか。そんなことを考えながらぼうっとしていた。
 第二討伐隊がギガントタイタンを見事倒して帰って来るのは、その2時間後の出来事である。

感想:何故かゲームっぽい(ゲージとか)。そのくせ耳の感覚はリアルでした。



「バトルロワイヤル及び真の勝ち組」
見たとき:2005/02/10前後
背景知識:とくになし
夢内設定:読んで分かる程度

 特殊能力者が洋館に集められ、殺し合いをすることになった。勝ち残るのは一人だけ。
 さっそく「ベロ」が何mもある舌をのばして攻撃してくる。私はそれをかわした。―私は「回復」。攻撃してかつのではなく、粘りに粘って勝ち残るタイプ。2階へ上がり、部屋にこもって人数が減るのを待つことにした。
 だが、その部屋のベランダに気配があった。部屋が心なしか暗くなる。気配は徐々に大きくなり、部屋もしだいに暗くなり、息がつまる。窓には人影が現れ、それがどんどん大きくなってゆく。
「当主?」
これほどの畏怖を私が誰かに抱くとすれば、それは「当主」だけ。……それとも、まさか、これこそが噂に聞く例の―。
 ドアがノックされた。びくりとしたが、人影はまだベランダで不気味に大きくなり続けているだけだった。用心しながらドアを開けると、「6歳」が私を見上げていた。
「何の用?」
「あの……」
回復してほしいとでも言いにきたのだろう。しかし、「6歳」はしばしためらったのちに「やっぱいいや」とドアを閉めて去っていった。
 ますます暗くなる部屋に取り残された私。ついに真っ暗になった瞬間、

   館中に、背筋が凍る悲鳴が響き渡った。

 地下室で商人と話していた俺は思わず身をすくめた。だが商人はそれを意にも介さず商談を続ける。
「で、結局どうするんです」
「ああ、やっぱり食料はいらないよ」
そして、俺は彼の腰に差された地図に気づいた。
「ところでその地図。あの地方の出身か?」
「まぁそうですが」
「それはまた、君も腕利きの商人なんだろうな」
「滅相もない。私はただのしがない旅商人ですよ」
俺はその言葉を聞きながら彼の地図をとり、広げて見せた。
「じゃあ、もしここの関所が俺のものになったら?『しがない』どころじゃなくなるぞ」
「何言ってるんです、旦那」
商人は俺の言葉を苦笑と共に切り捨てた。
「確かに旦那はこの国一の武将でしょうが、兵の一人もいない今の状況をお忘れですか」
「いいや、兵がいなくても俺には知恵があるのさ」
商人に策のあらましを耳打ちすると、商人の目は輝いた。腕利きの商人って奴は金儲けのチャンスを見逃さないものなのだ。

 商人に偽装して(一人は偽装じゃないが)関所に乗り込んだ俺たち二人は見事に関所を落とし、そのままそこを通る兵をスカウトしはじめた。俺の元に屈強な兵が集まるのにはそう時間はかからなかった。

 そうして俺たちは都に攻め上り、ついに俺はこの国の支配者として返り咲いたのだ。

感想:呪怨とパイレーツオブカリビアンとバイオハザード4と三国志が混ざっていました。
   視点切り替えがやけにスムーズでびっくりした夢。



「『当主』の役目」

見たとき:2005/01/04
背景知識:「不思議な世界」はこの一つ前に見た夢でプレイしたゲームの世界と一緒です。
     長くなる上かぶるので割愛しました。
夢内設定:とにかく家族が酷い。実際の私の家族とは違います。

 私は家族に虐待されていた。その上ガンの宣告を受ける。私をいたわるふりをして危険物をプレゼントしてくる家族。私はついに自殺を決意する。だが、そんな時まで野次馬根性は生きていた。近くで起きた事故が窓から見えるようなので、窓に近づき開けた。が、その時私は窓から落下してしまう。そして、落下した先は不思議な場所だった。
 たくさんの「動物」たちがいる日本式の屋敷。そこは「動物」を「封印」、寝床に寝かせることによってその「動物」を従えることができる「当主」が支配する不思議な場所だった。ほとんどの「動物」たちは比較的無害ですでに従えていたが、主に「三位一体」に代表される一部の「動物」たちはそうではなかった。
 「三位一体」。秩序、力、愛をそれぞれ巫女、弓手、騎手の誰かがつかさどる三人の「動物」たちだ。どれを誰がつかさどるかは当主にさえわかっていなかった。ましてや私にわかるはずもなかった、のだが。
 私がやって来た時、「動物」たちは私を迎えたのだ―「よくお戻りになられました、当主様」と。

 私の使命は残る「動物」たちを従えること。とりあえず一部のものはなんとか従えることができた。そして、先の当主でさえ従えることができなかった「山」を座敷に迎え「動物」たちの前で従える儀式を行うことになる。
 「山」は貫禄のある渋い男で、着物を着こなしていた。当主の持つ「封印」のための道具、竹を色々な意味での当主のパートナーが渡してくれた。当主とこのパートナーは主従であり夫婦であり相棒であり親友であり、とにかくすごい信頼関係なのである。というより、そうなるようにできている。
 「山」のその広い肩を山に見立てた私は、そこを竹でマッサージした。これでいいだろうかと「山」の前に正座しお辞儀して言葉を待つ。が、「山」の言葉は厳しいものだった。
「お主、竹に頼りすぎだ。第一、その場所は封印の場所ではないと以前の儀式の時教えただろう」
「そんな、以前のなんて」
言いかけて慌てて口をつぐむ。私以外の者にとって、先の「当主」とはすなわち私なのだから。
「何を言い訳している。・・・もういい、お主の力はそんなものか」
「山」は怒って立ち去っていった。それを見る「動物」たちの目も、哀れみや疑惑に変わっていた。ここにいるのはみな従えた後の者だというのに。
 途端に全てがどうでもよくなってしまった。力なく畳に倒れ込む。ひどい咳をする。いずれ私はガンで死ぬのだから、次の当主に期待してくれればいいのに。私はもう駄目だ。
 そんな時、廊下に通じる戸が勢いよく開いた。
「『三位一体』が、暴れていて、」
その「動物」の次の言葉は口からあふれる血でかき消され、そのままもうその者が言葉を発することはなかった。
私は急いで外へ出た。「三位一体」が三つ巴の戦いを繰り広げている。が、私に気づくとそれを止めてこちらへ襲い掛かってきた。竹を構える私。以前巫女以外の二人とは封印しようとやりあったことがあるが、一人ずつでも到底敵う相手ではない。ましてや三人がかりでは。それでも私は「当主」なのだ。この三人を止め、封印し、従えるのが役目。
 パートナーと共に戦ううち、私は傷だらけになっていた。しかしパートナーの比ではない。私をかばおうとした彼女は血まみれだった。ついに弓手に捕らえられ、彼女の身体から勢いよく血が噴いた。それでも彼女は必死に何か伝えようとしていた。だが聞こえない。その時取り返しのつかないことが起こり、彼女がそれを防ごうとしていたのだと気づく。
 竹を取られた。弓手は高らかに笑い、それを掲げる。それは「当主」の証。屋敷は途端に彼に共鳴し、内装を変えていく。それを私はなんとか取り返した。だが今度は巫女が取り上げる。それを取り返す力もなく、私は彼らに殺された。

 そして、私は元の世界に帰って来た。行方不明だったのは、夫を殺して逃げていたのだと皆に思われて。夫は私が窓から消えたすぐ後に、窓から入ってきた者に殺害されていた。誰も私の言葉を聞いてくれない。信じてくれないだろうことは予想していたが、それ以前に全く聞いてくれないのだ。私は裁判にかけられることになり、家でしばらく保護されることになった。
 意外に正常な生活を送る私に多少驚きながらも、私を極力無視し続ける家族。私はまたしても精神的に追い詰められ、一時は文字が読めないまでになる。全ての文字が文字化けして見えるのだ。たとえば「おやつ」は「刋A◆□」。
 だが私が冷静に家族に語りかけると、彼らは私を無視しているふりをしながらもちゃんと聞き入ってくれた。
 虐待されていた時の私の心理状況。行方不明だった間何をしていたか。家族はそれをちゃんと信じてくれた。納得してくれた。今でもまだ和解できたなんて思っていない。けれど、確実に私達は敵対関係ではなくなったのだ。

感想:一部、すごい鬱進行でした。あんま詳しく書いてませんが。
   最後もハッピーとは言い切れず。でもすごい面白かったです。
   そう、それでも私は「当主」だった。やらなきゃいけない務めがある。
   どんなに駄目でも、それでもちゃんとその役職なんだ。



「少女殺害」
見たとき:2004/08/04
背景知識:実は後半部分は前に見たことがある気がする。
夢内設定:読んで分かる程度

 昼食を食べに、不思議な乗り物に乗る。路面電車のようでバスのようなそれに乗り、広い公園へ向かう。そこには所狭しと屋台が並んでいた。
「何を食べる気なのさ」
燕尾服の細長い紳士、つまり私は連れの少女にたずねた。
「とりあえずは名物である焼きそばをね」
しかし焼きそばの屋台がなかなか見当たらない。仕方なくまた乗り物に乗った。今度のものは中の作りが路面電車そのものだった。
 こうしてぐるぐる巡っているうち、乗り物を捕まえるのが難しくなった。少女は赤い自転車を、私はおもちゃの車の底面にキックボードの長い棒がついているような形の生きている車を使って移動した。生きている車は私の大切な仲間で、呼べばほぼいつでもやってくる。
が、来ない時があった。集合時間まではあとわずか。私は代わりにおもちゃの車に乗り込み、彼を探しにいくことにした。少女には先に帰るよう言い、オフロードレースのコースへ突っ込む。どこにいるのかがなんとなく分かった。少女は言いつけを守らずついてきたが、途中で私を見失った。だが、それと同時に帰るべき道をも見失ったのだった。

 落ち葉に埋め尽くされた山を少年、つまり私は行く。オフロードのレースコースから少し離れて。何かを探していたのだが、何を探していたのだろう。ふと眼下の草原に目をやると、人間が犬を頭上に掲げ持っていた。それを思い切り放り投げる。それを向かいの毛むくじゃらで2mほどある二足歩行の犬が手でキャッチした。いや、あれは犬か?
見てはならないものを見た気がして、私は大急ぎでそこを後にした。そして集合場所である幼稚園まで辿り着く。幸い集合時間には間に合ったが、私が一番遅かったようだ。
 と、少女の父親がリムジンを停めて降りてきた。父親は興奮している様子で、私を見ると詰め寄ってきた。
「お前が殺したんだ!お前が」
少女は殺されていた。集合場所の近くの公園のトイレの中で、無残な姿となって。そして私は少女の連れであること、集合が遅れたことで容疑者になっていた。
 父親は私を小屋へ連れて行き、思いつく限りの暴力をふるった。思いつく限りの殺し方を私に試し、死ぬ直前でやめた。お前はこうやって彼女を殺したんだろう、こういう方法でもやったに違いない、もちろんこうやってだって殺したんだ・・・。

 次回、事態は急転。主婦の間で容疑者の少年に同情が集まり、少年を助ける会が設立される。少年は証拠不十分で釈放されたが、いまだに疑いの目を向けられていた。少年は真相を求めて動きはじめる・・・。

感想:妙な夢ですね。サスペンス?


「チケット」
見たとき:2004/05/15
背景知識:とくになし
夢内設定:読んで分かる程度

 部屋へ逃げ込んだ。細長い部屋にはドアが3つ。私は「正方形の部屋」へ逃げ込んだ。そこに先にいた人に弱々しく微笑みかける。死ぬのが怖くて怖くてたまらないことを隠そうとするように。
細長い部屋に男がチケットを求めて入ってきた。だらしなく開けた口からよだれがしたたり、その弛緩した表情のままマシンガンで部屋を一掃しているのがドア越しに分かった。チケットのためにあんな風になってしまう人間がいることが驚きでありまた恐怖であった。
 しばらくして女性(菅野美穂が演じている)が入ってきた。私は赤い本を読んでいた。そこに挟まれていたしおりはなんとチケットだったので、私は左手にそれをしわくちゃにしてにぎりしめたまま読んでいた。
「チケットを知らない?」
もう一人が目配せしてくる。私は左手に力を込めた。女性は私の本を覗き込み、いい本ねと笑った。
「どうせばれるんだ、違うか?」
「何の話をしているの」
お前が言わなければばれなかったのに、と私は苦々しくもう一人をにらみつける。そしてとても不審そうに私を見ている女性を見て意を決した。
左手を開き、チケットを見せると女性は驚いてそれをひったくった。文面をのぞきこむと、「宮澤」という文字が含まれた文字列が表になっていた。
「これは『2』ね」
女性は微笑むと部屋を去っていった。私は彼女を追った。
 部屋を出ると細長い廊下。その突き当たりにある広い部屋で、彼女はチケットを仲間に見せていた。すでに手に入れていた「3」もあわせれば、あと1つで全てのチケットが手に入る。私は彼女に向かって言った。
「どうしてそんなものを集める」
「どうして?これがあれば、世界が手に入るのよ?」
「・・・それをくれ」
女性は甲高い声で笑った。
「ほぉら、欲しくなったでしょう?あなたはそれを使って何をしたいの?」
「焼く」
「え?」
「燃やし尽くす。世界から消す。そんなものはいらない」

感想:ファントムブレイブと指輪物語が混ざってるような・・・。



「全国一心同体」
見たとき:2004/03/29
背景知識:「亡き王女のためのセプテット」は東方紅魔郷ラスボスの曲。「〜のパヴァーヌ」のもじりですが。
夢内設定:読んで分かる程度

 その小さなテリトリーに新しい者が来たとき、仲間たちはその者を迫害した。それがあまりにひどかったので、俺は仲間を止めた。そうしたら新しい者はつけあがった。仲間たちを迫害した。だから俺は新しい者を止めた。仲間と新しい者はいがみあった。互いに傷つけあった。俺は止めた。
 俺が止めるたびに、被害は出た。止めるたびに誰かが死んで、でも止めるためなら仕方ないと思ってた。でもみんなはそうは思わなかった。
(場転)
 その廃墟と化した城にはドラゴンが住んでいる。それを手なずけることができるのは勇者のみ。だが気をつけよ、そのドラゴンは嫉妬深い。他のドラゴンを途中まで連れてゆき、直前で家に帰して交換しようとするな。その城で起こる全てをドラゴンは察する、ましてや自分の愛しい勇者の浮気相手であるドラゴンならば足を踏み入れた瞬間に察するであろう。ドラゴンは怒り狂い、勇者を殺す。浮気がちな勇者など、ドラゴンは欲しないのだ。
(場転)
 講堂で踊る大捜査線の映画を見た。これで3回目。いつもいい所で止められて、今日こそ最後まで見られる。幕が開くと金色の美しい扉(キンハーラストシーンの扉の金色版だと考えてください)が現れる。それが「亡き王女のためのセプテット」の一節のオーケストラ版と共に開いた。
(場転)
 大きな中華風の頭が飛んでいた。それは街の中に土煙を巻き起こして着地した。そして自分の鼻の穴は魔法の洞窟の入り口なのだ(アラジンの魔法の洞窟風)と言った。が、どう見ても入り口は中華風男の尻の穴の方だった。
 中華頭はまた飛び立った。それは色々と有害だったので、首についていた綱を引っ張って引き摺り下ろすことにした。掛け声は「はい!はい!」。
 それを応援すべく、日本各地で掛け声があがった。流行歌のあちこちに「はい!」の合いの手を入れながら踊る高校生。うさぎの仮装(女の子のつけている衣装の方が数倍男の子のものよりかわいいのは何故だろう?)をしておしりをふりふり「はい!はい!」と踊る小学生。日本中が踊り、叫ぶ。はい!はい!はい!はい!それをテレビが中継して引っ張っている人々に伝える。はい!はい!はい!はい!
(場転)
 席替えすることにした。不満があちこちから上がっていた男子と女子が隣り合うものでなく、同性同士が座るという素晴らしく感動的な席替えだ。男子のいた列と女子のいた列を交換すれば、はい出来上がり。あまりの感動に、俺は止めるためだけに誰かを殺してしまっていた過去の自分が恥ずかしくなった。涙がこぼれた。

感想:意味不明。



「only lonely」
見たとき:2004/04/03
背景知識:ナヤ(ナヤトレイ)はTW、エド(エドワード)及び総統はハガレン、ホロウバスティオンはキンハー。
夢内設定:舞台は異世界。

 PCの画面上でナヤと思しき少女が大きな男相手に150以上ものコンボを食らわせていた。だが、実はそれはエドであることがよく見ると分かる。相手は総統。夜に行われる決闘も今日で3夜目となる。だが、これまでの2回とは比べ物にならない動きを彼はしていた。相手に身動きもさせず、ひたすら攻撃を続ける。ついに総統は敗北した。
 これまでの2回は総統の動きを把握するためのもの。そして戦いが終わるとすぐ眠った総統とは違い次の決闘までひたすら訓練し、思い通りの動きを出来るようにしたのだ。これほどまでの力があるのなら、十分にやり遂げる可能性がある。そう判断した総統はエドを連れて出発した。

 ホロウバスティオンの鍵穴のある広間に、培養液の入った筒があった。その中で少女が眠っている。どんどん下へ落ちていくように、深く深く眠っている。まだ彼女は目覚めない。ただ一人きり、眠るだけ。ただ寂しく、眠るだけ。

 余談だが、この世界に別の世界から家畜が入り込んでくることがある。彼らには2つの道しかない。優雅に扱われ貴族の食卓にのぼる肉となるか。人々を笑わせて楽しませ、役立たずになってから庶民の食卓にのぼる肉となるか。どちらにしろ彼らは肉になるしかないのだ。この世界に元々いる、バッファローのような牛鬼のような生物ではないのだから。彼らは村や町を守る家畜だ。彼らは別世界の家畜をせせら笑う、ただの肉でしかない家畜を。
 そして教えるのだ、肉の味を。やがて同じ道をたどるであろう先輩の肉を食べさせる。最初は拒否する家畜たちも、しまいには喜んで食べてしまうのだ。焼肉は続く。朝が来るまで続く。そして肉の味を覚えた家畜はしばしば3つ目の道を歩む―荒野に生き、のたれ死ぬ。

 少女はひときわ深く落ち、そして快楽を味わった。培養液は気持ちのいい惰眠。目覚めなくてはならないと知っているけれど、それでもここから抜け出すことなんて考えられなかった。

感想:私の意識は眠ってる少女と共にありました。とにかく寝たかったのだろうか?
   あと肉と家畜の話は本当に番外編扱いでした。



「ケイト女史の犯罪」
見たとき:2004/02/14
背景知識:私は以前劇で音響をやりました。あと京極夏彦の「塗仏の宴」には「華仙姑乙女」って人が出てくる。
     他にもLORのアラゴルン、ハリポタのウィーズリー一家も。
夢内設定:上記の、テレビスタジオでやったらしい。そしてそのテレビスタジオとは学校らしい。

 そのテレビ会社の放送室に、まだ私の使った音響のMDは残っていた。しかも間違ってしばしば使われていた。
間違ったのはあっちなのに、時々私にクレームが来た。しかもなぜ残っているのかという内容ではない。あのMD、音量大きすぎるだろというクレームが。いや放送室で調整しろよ。
(場転)
 私は体育館を突っ切って走った。もしここを突っ切ってショートカットしたら、あの犯人のアリバイは崩れるかもしれない。
私はある事件の解決に協力したいと思っていた。・・・結局、私の思っていた犯人は真犯人ではなかったが。
(場転)
 優秀な功績を残してきた探偵、アラゴルンは私たちを集めて事情聴取をした。
ケイト女史というやり手の雑誌記者はすらすらと的確な証言を続けた。雑誌記者なので色々な人に話を聞いたり色々な所に入れてもらったりしていたからだ。
彼女の後ろにはウィーズリー一家が座っていた。ツインテールの愛らしい少女、ジニーが立ち上がって証言をした。それは短いけれど重要なものだった。アラゴルンは彼女を褒めた。
するとジニーはケイト女史にくすくすと笑いかけた。そしてあどけない声で言ったのだ。
「ケイトさんが、犯人よ」
(場転)  証拠は揃った。アラゴルンがケイト女史に事実確認をする。
「10年前、豪華客船で起きた事件を知ってますか。クリスマスイブを2人で過ごそうとしたカップルが惨殺された、ブラッディークリスマス事件を。あの犯人も、あなただったんですね。
その4年後、同じ豪華客船で今度は1人で来ていた客が殺された。あなたは客室のベッドと棚の間にふとんをかぶって隠れたんだ。
その時は見つからなかったが、後になって逮捕されたね。「千枯皮乙女」さん?
だがその時のあなたは千の皮を持つ乙女の名の通りマスクをしていたんだ。さらに、証拠不十分で不起訴になった後は実の兄の顔に整形して彼とすりかわって生活した―お兄さんはちょうどよく事故で死んでいたからね。」
 ケイト女史の過去の犯罪、そして今回の犯罪は暴かれた。彼女はすっくと立ち、逃走した。
屋上庭園に立つ。今までのこともドラマだと信じて照明やBGMを担当していたスタッフ、そしてケイト女史の手下だったゆえにそんな勘違いをスタッフの一部に蔓延させ自らも照明やBGMをしていた人々に、ケイト女史は呼びかけた。
「ゲームは終わりよ!私のカード達、貴方達のところへ行っていいかしら!」
私は5階からそれを見ていた。近くで照明とBGMをしていた二人は顔を見合わせた。彼らはケイト女史の手下だった。
ケイト女史は返事を待たずに階段を駆け上がった。そしてその二人を見るや否や、抱きついた。感謝の言葉を何回も繰り返した。三人は感涙した。
 こうしてケイト女史は逮捕された。大規模な犯罪は、幕を閉じた。

感想:「今回の事件」の詳細は私も知りません。殺人はしてないはず。てか色々混ざってるー。ジニーの容姿は花帰葬の希沙です。



「咲夜と老人による巨大計画・序章」
見たとき:2003.11.26
背景知識:十六夜咲夜とは妖々夢主人公の1人にして前作紅魔郷5面ボスの、時を操りナイフを投げ料理も上手なメイドさん。
夢内設定:設定じゃないんですが、今回の夢は最初から最後まで後輩のHちゃんが私のそばにいました。

 巨大な道路の対岸にある博物館へ行くためにマイクロバスで私たちは出発した。が、いつまで経ってもつかない。仕方ないので後輩のHちゃんとおしゃべりして時を過ごした。が、だんだん酸欠になってきた。死ぬ直前になってバスは止まった。出発から13日と2分後だった。
そこで解説ビデオを見ることにした。私は子供だましな、蝶々の羽のついたいやにぶりっこなお姉さんの出てくるものを見ようとしたが父が強引にダンボールでできたフクロウが出てくるものに変えた。正直、変わってくれてほっとした。
 その後バスは部活全員をのせて(何故か突然バス内に現れた)、山奥の温泉旅行へ。今年の合宿はそこなのだ。なんとある老人が無料招待してくれたのである。
旅館につくとその老人自らが昼食をとる座敷へ案内してくれた。脱衣場の近くにある大きなお座敷が部活で貸切だ。だが、そこはかなり奥にあったのでたどり着けたのは私とHちゃんだけであった。
とりあえずお茶を飲みつつ老人と話す。彼は「犬好きに100の質問」で100問全問正解したことがあるという。私も以前ロマンチックガーデン(ファンシーショップ)で黒髪ウェーブなお姉さんにすすめられてやったことがあるが、98問正解止まりだった。それを話すと老人は私を気に入ったようだった。
そして彼は「遊びに行ってもいいよ、ただしこの建物からは出ないように」と言った。私とHちゃんは即座に座敷を出た。
 そこで残りのメンバーを案内してきた咲夜に出会った。そして彼女に一目ぼれした。先ほど渡り廊下でHちゃんに好きなタイプについて語っていたが、その時思い浮かべたどの人をも彼女は超越していた。
私の顔は私史上最高の温度と赤さになり、私は頭を冷やすため玄関へと駆け出した。
 そんな面白い日々が続いたが、それは咲夜と老人による巨大計画の序章だった。
合宿最終日に全てが仕組まれたものであると気づいた私と相棒(この時突然出現した知り合いの大学生)は、咲夜・老人とそれぞれ1対1で話すことにした(私のそばにはやはりHちゃんが・・って、1対1じゃないじゃん)。
「全部、計画だったの?」
(緑茶を入れつつ)「ええ」
「・・・私があなたに惚れたのも。」
「それもです」
 その後色々あって、結局私たちの部活は咲夜と老人の計画に協力することにした。こうして計画の第二章が幕を開ける・・・。

 なおこの夢を見ていて一度起きたときのこと。
私は魔法を使おうとしたが使えず、この夢を見ることは母の計画のうちだったと悟る。
それゆえ朝母に起こされたとき、どうして自分自身の計画を壊そうとするのかが不思議でならなかった。(寝ぼけすぎだ)

感想:ああ面白い夢だった。本当は「この天使の羽つけてあの店に行けるか!」というシーンもあるのですが(謎)。



「大逃亡」
見たとき:2003.5.13
背景知識:花*花とは、2人組の歌手です。母はペーパードライバー。
夢内設定:バスを居酒屋に改造した「居酒屋バス」が今流行。この夢での「叔母」は「夢では叔母という設定だが赤の他人」です。

 私は会ったことがないが、少女二人は約1年後に何かの鍵になる(その時力を発動するらしい)。
だが発動されては困る人たちに追われていることが遊園地のバス内居酒屋「居酒屋」にいたとき判明。そしてそのときから本格的に追われ始めた。
向かいの家のベランダには階段がついているので、家宅捜査のたびに自分の部屋から出てそこのベランダに逃げる毎日。しかしそれもかなり危険になってきたので逃走する。
 なんかの拍子に来た森に友達の助けで身を隠し、謎の女性に出会い助けられる・・・のだがなぜか家へ戻ってしまう私。当然激ヤバなので元いたところへ戻る。
さて、その森は植物学的にかなり興味深いところらしくテレビの取材が来ていた。公民の先生がリポーター。しかも私のものすごーく近くで。カメラさんが転んだら見えちゃうよ。
が、その生放送を見ていたある魔法使い(私を追っている人の仲間)が公民の先生を見てその陣営に通報。なんと彼女と私の名前の字はきわめて見た目が似ており、その魔法使いは名前だけでしか私を知らなかったのだ・・・!
速やかにその場で殺される先生。現れる黒いかっこいい服にマントの集団。そして見つかる私。
私は父の運転する車で市ヶ谷付近を大逃走。黒い車がいっぱい追ってくる。
最初にダミーでお母さんが運転した車が下社・中社の方へ行ったので(注:神社用語)私たちは上社の方へ。が、陣営のボス自らの車だけは惑わされずに私を追っていた!!
ダミー計画は打ち合わせしておらずとっさだったため混乱しつつもとりあえず自宅へ。車から降りるのに時間がかかってピーンチ、の時に突然現れた乞食っぽい人。
「ここは俺にまかせろっ」
見かけによらず恐ろしい強さの拳法使いだった。
自分の部屋に駆け込むと叔母がいてパチンと指を鳴らし、ブラックライトが着いた。部屋中に浮かび上がる血痕・・・。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「これはあなたの能力を引き出すのよ!!」
そこへ母からの連絡が。
「花*花の二人を覚醒させるつもり!」
「分かったっ」
電気を受信する用意をする叔母。が、そうこうするうちにボスが来た!
そのとき、突然私の力が覚醒した。ボスを包み込み、癒していく・・・するとボスは今までの行動を謝りはじめ、事件は終わったのだった。

感想:突っ込みどころ多すぎ。母が車を運転するという光景、謎の拳法使い、謎の叔母、
   ルミノール反応とブラックライトを取り違えている・・・。
   スリル満点の夢で、見てるときすごく面白かったけど。


「色の悪魔」
見たとき:2001
背景知識:石塚英彦というのは、お笑いコンビホンジャマカの太ってる方です。
夢内設定:この夢は、すべて映画らしいです。映画に出演したんですね、私。

 巷で今流行っている映画、「色の悪魔」。ビビットカラーの5匹兄弟の色の悪魔が繰り広げる騒動を描いた3Dアニメだ。
だが、この映画に出てくる色の悪魔たちは実在したのである・・・!
色の悪魔たちは新宿や渋谷に出没し、人々をその魔術にかけて深刻な被害を及ぼした。
しかし映画でも彼らの弱点は分からない。警察は頭を抱えた。

 私は新宿の京王デパートの洋服売り場で、色の悪魔の末っ子であるピンクに出くわす。
彼女は愛らしい姿と大きなピンクのリボンが特徴だ。
と、そのすぐ横に兄であるブルーが現れた!私はとっさにピンクのリボンを奪い取り、頭にのせた。
するとどうだろう、ブルーは私をピンクと勘違いして襲わなかったのである。
確かに映画の中でも、愛らしいピンクに兄たちはみな甘かった。
では、自衛のために大きなピンクのリボンをつければ襲われないのではないか?私はすぐに道路に出た。
 ヒッチハイクを始めた私の前に止まった一台の大きなトラック。運転手(役者:石塚英彦)は何事かと訊いた。
「色の悪魔に襲われない方法が分かったのよ!」
運転手は私をすぐに警察の対策本部へと連れて行ってくれた。
こうして巷にはピンクの大きなリボンがあふれ、警察は一様にピンクのリボンをつけたまま色の悪魔を追い詰め、
反撃できない悪魔たちはどこかへ飛び立っていった・・・東京の平和は守られたのである。

感想:一様にピンクのリボンをつけた警察・・・想像すると、笑える。



「ハリー・ポッターと宇宙人」
見たとき:2001
背景知識:多少ハリー・ポッターのキャラクターやアイテムが出てきます。
夢内設定:とくになし。

 ハリー(夢の中での私)はひたすらに狭い石の階段を地下に向かって逃げていた。といっても駆け下りていたのではない。
空中を浮遊して逃げていたのだ。やがて大きな暖炉のある部屋に出た。そこで浮遊をやめた。
そこでは、背が高い男と背が低い男、二人の引越し屋が大きな荷物を運んでいた。また、黒髪の美女が肌があらわなドレスを着ていた。
次の瞬間何故か美女はフィルチに変わり、ハリーはフィルチと引越し屋に見つからぬよう透明マントを羽織った。
無事そこを切り抜けたハリーは今度は地上へと狭い石の階段を今度は歩いて登り始める。
地上に出ると、トイザラスであった。外は炎上している・・・エイリアンの襲来だ!
急いで外に出たハリーは、炎とその外側を取り囲むパトカーたちに囲まれてエイリアンと対決、見事勝利。
こうしてハリーは世界を救ったのだった。

感想:なにやらよく分からない展開の連続。パトカーってことはマグルだろうに、魔法で対決してよかったの!?



 現在のスケールの大きな夢はこれだけです。夢は見ないと追加できないので、のんびり更新になると思います。

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