ここではその他の夢を紹介します。
当たり前ですが、この分類が一番多いと思います。
本当は「不思議な夢」という分類も作りたかったんですが、んなこと言ったら全部そうなのでやめました。

収録夢数:27


「歴史は改竄を赦さない」
見たとき:2005/06/上旬
背景知識:SoundHorizon(音楽)の「Chronicle2nd」を知っているとより素敵。
夢内設定:読んで分かる程度

 遠足で上野公園に行くことになり、私は高尾山駅へ向かった。降りると上野公園のシンボルである回転するゾウの噴水があった。中央に大きなゾウ、周りに4つのゾウ、5つとも水をまきながら回転する。昔ここで死んだあるゾウを悼んで作られたものである。
 みやげ屋で八つ橋を買っているうちに全員集合し、私達はホテルに泊まった。そこで私は「あなたは1年前に賞味期限が切れている肉を買う」という予言を受けた。まさか。どうしてそんな肉を買うというのだろう?私は笑い飛ばした。しかし、実際に私はそんな肉を買ってしまったのである!さらにそれが原因で殺人事件の容疑者になってしまった!嗚呼、歴史は改竄を赦さない。

感想:地理がめちゃくちゃ。ていうか八つ橋は京都。



「犯人探しツアー」
見たとき:2005/06/上旬
背景知識:魔法戦隊マジレンジャー(番組/特撮)の「マンドラ坊や」と、XIJUMBO(ゲーム/パズル)の「エンプティ」を知っていても知っていなくても。
夢内設定:この夢でのマンドラゴラは固有名詞。マンドラ坊やとエンプティを足して2で割ったような容姿。

 私達は少人数用のジェット機に乗ってツアーの次の場所へ向かっていた。が、ジェット機はかなり上下に蛇行して飛び、しばしば地上1mほどまで下降した。車にぶつかりそうになり、後ろに続くジェット機を運転する女性が怒った。頼りない運転手はそれに苦笑で答え、ようやくジェット機は目的地へ到達した。
 目的地は廃墟となった家。ここに犯人の手がかりがあるのだ。私達は早速調査を開始した。そして、そのうちに浮かび上がる事実――今回ガイド役を買って出たマンドラゴラこそが犯人だ。
「バレちゃったか」
マンドラゴラは笑った。途端に家がおぞましいオブジェに埋め尽くされてゆく。
「そう、僕はオバケ屋敷を作りたかったのさ。さぁ、この恐怖の空間を抜けられるかな!」
この家から逃げ出せれば勘弁してやる。そう彼は言ったが、しかしちゃちとはいえさりげなく恐怖感を演出してくるオブジェ達に私は立ちすくんだ。だが、それでは殺されてしまう。私はただ前方だけを見つめ、全力疾走した。
 10mも走らないうちに家を出た。私達は生還したのだ。

感想:何が怖いって、最初のジェット機が怖い。



「吸血鬼の館」
見たとき:2005/02/10?
背景知識:Nさんは知り合い。
夢内設定:この夢は前にも見たらしい(それも含めて夢?)。吸血鬼の眷属なのにミイラ。

 一年前と同じように、吸血鬼から招待状が届いた。行きたくないのが70%、行きたいのが30%。「汚れてもいい服装で」という文面に去年を思い出して苦笑する。去年履いていった靴は血染めになってしまった。これならこれ以上汚れても気にならないだろうが、これで外へ出るわけにもいかない。大体、血染めになってもかまわない服装など存在しないのだ。
 吸血鬼の館のある山奥に集合したのは、去年とおなじ3人。吸血鬼が眷属をひきつれて現れ、テストの開始を宣言するのも同じ。吸血鬼と眷属を倒してはじめて館へ行く権利を得られるのだ。
 去年とおなじ光景が繰り広げられる。森へ逃げ込む私、無闇に剣を振り回す少年、私達二人をかばうNさん。が、Nさんは無茶したために力尽きた折れ込んでしまった。私は勇気を出して残っている眷属の包帯をはぎとった。焼け爛れ、さらに腐った肌に手を触れると、激しい悲鳴が上がった。吸血鬼が慌てて止めに入る。
「これはあくまでテスト。何もそこまですることはないだろう」
 そうして、私と少年は合格した。Nさんはしばらく歩けそうにないので不合格。何もかも去年の通り。私はNさんと館で過ごすのを楽しみにしていたのでがっかりした。
 吸血鬼の館は服も食べ物も素敵だったがあまり楽しくはない。退屈すぎる日常と、ほんの時々訪れる死の恐怖。不思議な館だった。

感想:冷静に考えるとすごい夢だと思う。



「世界の夢(夢は歴史)」
見たとき:2004/12/01?
背景知識:読んで分かる程度。
夢内設定:この夢には何故か見ている最中からタイトルがついていた。それが上記のもの。
「夢は歴史(歴史の世界)」というものもあるらしい。

 学校に昔の友人が来た。彼女と連れを案内することにした。案内の途中、原宿の古本屋でCDレンタルが無料だったがもうCDは全てレンタルされていたので無理だった。
 学校に戻ってくると、学校の友人たちに会った。なんでもクラスメートの妹がまだ登校しておらず、登校途中に行方不明になってしまったらしいのだ。私が本来は探す係だったのだが、友人の案内を優先させたいと思ったので別の人に引き継いだ。
 突然すごい音がした。キュイーンだかピキューンだか、とにかく甲高い音。急いで職員室に行くと、壁にあるボタンが淡黄色の閃光を断続的に放っていた。その場に職員は3人いたが、みなおどおどしていた。
「私にはこのボタンを押す権限があるかどうか分からないので」
が、ついに英会話の教師がため息をつきボタンを押した。とたんに光と音は消えた。
 その時ふと気づいてしまった。ここには私と友人とその連れがいるのに、みな私にしか注意を払わない。そういえば先程の友人たちも二人に目をとめていなかった。二人の方に振り向くと、二人は「バレちゃったか」と言いたげに微笑んだ。
「もう行かなきゃ」
電波不良かのようにノイズが入る二人の姿。私は精一杯手を振った。さよならではなくて。
「またね」

 私の視界から二人は消えたが、彼(連れ)はまだその場にいた。友人よりも強い力を持っていた彼は、姿を送り込むのでなく直接乗り込んできていたのだ。全ての見えない者を見、全ての見えない者に見られ、見える者に見られない力。
 彼はまた見えない者を見つけうめいた。職員のデスクからわらわらと生え、おいでおいでをしている腕たち。それを振り払いながら、彼は職員室を出て行った。

感想:なんなんでしょう・・・。



「ファンシーショップ巡り」
2004/11/16
見たとき:
背景知識:友人の誕生日が近いなぁと思っていた矢先でした。
夢内設定:とくになし

 私はファンシーショップ巡りをしていた。何故か手持ちの金は300円、当然買えずに涙を飲んでばかり。1050円の素敵なバッグを見ていつか自分用に購入しようと思ったり、薄い生地のスリッパ(大)が600円で(中)、(小)と順に安くなっているから購入はできるものの子供でも履けない小ささだなぁと思ったりしているうち、気がつくとデパ地下にいた。
 270円の大学芋に心を動かされつつ、残金を30円にするような真似はしてはいけないと自分に言い聞かせた。芋から目をそらせた先には舞台があった。なんでも、アマチュアの劇団がここで公演するらしい。ちょっと見て行こうと思ったがやめた。
 そして帰りの駅でふと気づく。……本命のファンシーショップに行くの忘れてた。

感想:普通なんだか普通じゃないんだか。



「謎を解け」
見たとき:2004/08/15
背景知識:ウィンクキラーというのはウィンクで人を殺した犯人を当てるゲームです。
ズオーとヒイタチはくまのプーさんに出てくるキャラです。
夢内設定:読んで分かる程度

 たくさんのペアたちが、謎かけに満ちた美しい空間を走っていた。地平線まで続くギリシャ風の柱が脇に並ぶ道の横で、水でできたズオーが水の満たされた壺から浮かび上がり、長い鼻をくねくねさせている。エルフでも住んでいるのではないかという美しい庭園の壁に埋め込まれた石に、美しい文字で謎かけがある。
「9の意味は?」
私はパートナーに問いかけ、彼女は知らないという動作をした。
 宿舎(なぜか今までとは打って変わってボロい)につくと、4組のペアで一室を使うように言われた。8人の中にウィンクで本当に人を殺せる力を持つ「キラー」がいることは分かっていたので、私達はそれを口に出さずに探り合う。
 以前にも会ったことのある男が怪しいと思い、見ていると目があった。そらさずに3秒、4秒、5秒。ぱちりとウィンクが決まる。私はフェードアウトしていく意識の中で思った。ああ、私の無鉄砲。パートナーはしっかりしているからきっと生き残ってくれるだろう。

感想:本当に美しい景色ばかりでした。



「バーチャル水中散歩」
見たとき:2004/08/08
背景知識:とくになし
夢内設定:読んで分かる程度

 映画館に行った。両親がポップコーンやパンフレットを買っている間に、妹と私は客席へと入る。そこは海中だった。辺りは幻想的に青く、魚が泳いでいる。足元には岩や珊瑚。魚がふらりと泳いでおり、私達はそこを自由に泳ぐことができた。
空気がある、それは確かだ。これは擬似的な海中。本当に水があるわけではない。それなのに浮力が存在したし、とても楽しかった。両親にも教えようと飛び出し、はしゃぎながら伝え、もう一度戻っていこうとした。正面から青い壁にぶつかってしまった。さっきまではそんなものはなかったのに。この壁から先が海中なのだ。妹がアドバイスしてくれた。「壁なんてないって思えばいいのよ」
それに従い、思い切って突っ込む。壁をすりぬける感触。そして私は再び海中にいた。好きなだけ泳ぐ。魚を眺める。広い海中は私達の貸切。私達は思う存分泳いだ。

感想:久々にロマンチック系……。



「シュールな水族館」
見たとき:2004/06/23
背景知識:登場人物は共に「テイルズウィーバー」(ゲーム/MMO)キャラです。
夢内設定:私はイスピン。

 水族館で、不思議な水槽を見た。小さな水槽の中には奇怪な生物がたっぷり。
水中蚊に水中蝿。水中で血を吸ったり、水中で腐敗物を食べたりする嫌な生き物だ。
それから不思議な「ウニ」。8本の穴が開いた陶器状のものから8本の足を突き出し、水槽の底に立っている。穴の少し上には奇妙な鍵が貼りついていて、それぞれの足がそれぞれの鍵を守っているらしい。鍵に手を伸ばすと足が襲ってくるのだ。
 水族館から帰った後、家の前でマキシミンと談笑していた私は彼の赤い自転車の鍵がないことに気づいた。これでは彼が帰れない。そして、その鍵が実はあの「ウニ」に貼りついている鍵だということに気づいた。
私達はすぐに水族館に戻り、「ウニ」が幼生であるうちに鍵を引き剥がした。まだ足が発達しておらず、襲い掛かって来ないのだ。そして彼は真っ赤な自転車で「はーっはっは」と笑いながら去っていった。そんな彼のことが嫌いではないな、と私は思えた。だから自転車で走っていく彼の背中へ向かって叫んだのだ。
「ボクは、マキシミンのこと、結構好きだからねっ!」
叫んでしまってからすぐに顔が熱くなるのを感じて、頬を押さえた。その仕草が妙に女の子っぽくて、自分で笑ってしまった。

感想:自転車が不似合いなマキシが楽しい。そしてラブラブ?



「コエとタコと」
見たとき:2004/06/05
背景知識:今度の集団旅行の班分けを私は忘れていて不安でした。
「フューチャー・イズ・ワイルド」(本)の歩くタコが出てきます。
「キングダムハーツ」はPS2のゲームです。
夢内設定:読んで分かる程度

 集団旅行当日。バスから外に広がる緑の山と谷を見つつ、私は憂鬱だった。今夜の宿に着き、班ごとにベッドに分かれる。壁にずらりと並んだ2段ベッドは、柱に板を取り付けることによって簡易3段ベッドになる優れものだ。しかし、私はどのベッドへ行けばいいか分からなかった。親しい人もいない。人見知りの私にとってはかなりつらい状況である。顔を知っている程度の間柄の人に班を忘れたと白状しなければならないなんて。結局、先生が適当に私をベッドへ導いてくれたのでそれでよしとした。
 借りていたマンガ本の背表紙が外れ、紙が散乱する。それをきちんと順番に束ねながら、また私はため息をついた。

 一度外に出てしまえば自由行動だ。そうなると周りに親しい人がいなくても、なんとなく気分は上を向く。そんなわけで私はうきうきしていた。
 海水が池のように溜まっているところに、危ない生物が3匹展示されていた。「コエ」と「サメ」の違いに驚いた。「コエ」と「サメ」は同じものだとばかりずっと思っていたのだ。灰色で頭が丸みを帯びているのが「コエ」。茶色で体が全体的に長いのが「サメ」。どちらも危険な魚であることには変わりはない。そう思って海を見ると、見事な「サメ」が1匹。
 急いで建物へ入る。どこまで追ってくるか振り返ると、浅瀬まで来ていた。もうしばらくしてまた振り返ると、極彩色の巨大なタコが6本の足で立ち上がり、2本の足を腕のようにして歩いてくるのが見えた。「サメ」よりも沖にいる。が、その6本の足は浜辺を歩くことも可能だった。会話はほとんどしたことがないものの、愛らしい言動が気になっていた知人がそのタコと握手して微笑んだ。とてもかわいらしい光景だが、タコは彼女を襲おうとしていた。私は彼女の腕を慌ててひっぱり、建物へ入った。タコも緩やかに入ってきた。
 あの足であればエスカレーターに乗っても追いつかれる可能性がある。エレベーターで逃げるのが得策だろう。そう思って私たちはエレベーターで別の階へ逃げた。が、そこには何故かあの「サメ」がいた。低空飛行しながら迫ってくる。もう一度別の階に行くが、色違いの歩行タコがそこに……。
 これはもう、交戦あるのみである。そこはオモチャ売り場だったので、落ちていたおもちゃの銃で撃ってみるが、ゴムの弾がタコに傷をつけられるわけもない。徐々ににじり寄ってくるそれへ、手当たり次第に物を投げつける。それを車椅子の少年はぼんやりと見ていた。
 少年に男が語りかける。
「ああいうことをすれば、傷がつくものなんだ」
少年は包帯だらけだったが、負傷とは何かがわかっていないようだった。
「そうだね、たとえば」
男はガラスの破片を拾い上げ、自分の足に突き刺した。少年の目が丸くなる。
「これは痛いことだ。でも、今傷をつけたこの手でここをさすれば痛みがおさまる。傷つけるのも、労わるのも同じ手なんだ。思いやり次第なんだよ」
「思いやり……次第」
少年は大事なことに気づいた。
 タコや「サメ」は依然として襲い掛かってくる。もう限界だ。と、そのとき声がした。
「はーい、おしまい!いい加減に、もう終りだ」
ミッキーだった。彼は指を一振りして星を撒き散らした。その途端、私は今までの出来事は全て映画館のスクリーンの中のものだったことに気づいた。
「それじゃ、またねっ」
ミッキーが去ったあとには、「The END」の文字。このラストはどうかと思う。他の人々もそう思ったらしく、ブーイングが上がった。
 しかもこの映画の映像が、そのままキングダムハーツ2のEDにもなっているのだ。こんな終わり方なのだ。しかも、レベル6くらいでクリアーできてしまう難易度。全く世界観の違うミニゲーム。なんだか違う、そう思った。

感想:ラストはキングダムハーツ2への期待の裏返しでしょうか。



「地球半滅亡」
見たとき:2004/05/03
背景知識:森博嗣のS&Mシリーズが結構出てきます。
夢内設定:読んで分かる程度

 大地震が来ることが分かった私たち家族は車で逃げることにした。最後の最後までPCゲームをしている父親を見て私は愕然とした。父がそんなことをしていることにではない。父が私専用ブラウザであるOperaを使いつつ私がDLして個人フォルダに入れてあったゲームをプレイしていたことにである。Operaのブックマークを見られたら色々とおしまいだ。だがそこはさすがOpera、ログインしているユーザーが違うので表示するブックマークや履歴も違うものになっていた。つまり、まっさらな状態である。ほっとした私はのんきに父にゲームのアドバイスを始めたのであった。
 が、もちろんそんな場合ではない。急いで車に乗ってひたすら逃げるうち、とうとう地球に隕石が衝突した。観念した私たちだったが、何故か無事。そう、地球の西半球(便宜上の呼称。日本での世界地図上で西にある国々を指し、アメリカ大陸、アフリカ大陸側)が全壊しただけで済んだのである。犀川と萌絵は喜び合った。
 そしてのんきに我が部活は活動を始めた。顧問の国枝先生が、「今年は春の文集出さないの?」と訊いてきたからだ。いまや全人類はたったの90人程度だから全員に配る分作るくらいなんともない。いつもより少ないくらいではないか。そんなわけで私たちは合宿へ行くことにした。新幹線で乗り過ごし、習志野と書いて「よしの」と読む駅で降りようと思ったが結局渋谷で降りて逆戻りすることにした。目的地である教室についた私たちは早速飾りつけ始めた。
 1人が模造紙になんともコミカルかついかにも意地悪そうな女性の顔を描いたのを見て私は笑った。
「それ、まさか継姉?」
大当たりだった。彼女が参考にした原画はさらにコミカルかつ意地悪そうだった。どことなくディズニーさえ思わせる。この原画を誰が描いたのか大変気になった。コミカルながら精密な線で構成されたそれはプロの域に達していたからだ。
 別の1人が呟いた。
「レインボーブリッジって、なんであんなに長いんですかね」
それもそうだと思って窓の外のレインボーブリッジに全員が注目したそのとき。そこに次々と巨大なディズニーキャラが現れた。風船で出来ている。私は笑いながら言った。
「何年も前のディズニーランドネタだからわからないだろうけどさ、ディズニーパーティグラパレードの再利用じゃない?あれ」
だがしかしそれよりも微妙に足が長いので違うかもしれない。そんなうちに眼下のディズニーランド駐車場にたくさんのキャラが現れて行進を始めた。浦安って面白い。

感想:なんか色々間違ってるけど楽しい。



「カエルの卵」
見たとき:2004/04/25
背景知識:とくになし
夢内設定:私は少年。

 その家族はみな特殊な能力を持っていた。少年の能力はさりげなく何かと何かを交換し、しかもそれを誰にも気づかれないこと。そしてその能力を鍛えるため、彼はとんでもない行動に出ようとしていた。
 女の子は橋の上から川を眺めていた。正確には、川に浮かぶ赤い水草を。彼女もあの家族の一員だった。手にした絵本をぎゅっと抱きしめ、彼女はただ見つめていた。
 少年はそこへやってきて、女の子を見て微笑んだ。赤い水草をもっと近くで見たいことが一目でわかったからだ。それは彼の目的とも一致していた。彼はもってきたロープを橋からたらし、女の子をおんぶしてそれにぶら下がった。そして下へと降りていった。川はかなり浅い。少年は川底に立った。女の子は幸せのあまり驚いたような表情で水草を見ている。少年はそれを微笑んで見つめ、背を向けて川の中のカエルの卵を持ち上げ、大量に口にかき込んだ。
もしこれから彼が能力をたくさん正確に使えれば、カエルの卵でさえ何も少年に有害なことができないのだ。彼は自信があった。
 だがそれは過信だった。卒業生を送る集会で彼は垂れ幕の文字を替えようとして倒れた。カエルの卵が原因だと判明しみなは騒然となったが、家族だけはなぜ彼がこんなことをしたのか分かっていた。その行動がいかに無謀なことかもわかっていたが。

 ある女が、あの女の子の異常な行動の理由を探していた。そして彼女が母親と電車に乗っているのを見つける。だが電車はパスワードで守られていた。女の子の名前を叩き込むとすぐにドアが開く。
「あなたに聞きたいことがあるの」
母親はその言葉に首をかしげた。
「あの絵本の結末、どうしてあんなものなの?」
ある女の子と犬はとても仲が良かったが犬は死んでしまう。女の子は虹がかかった空を見上げ、幸せに包まれる。二人はいつも一緒。そんな内容の絵本を女の子はいつも持ち歩いていた。
「あれは、元々途中までしかない絵本でした。だから最後は私が書いたんです、犬が助かるように。そうしたらあの子は泣き出してしまって。怖い、怖いって。そして自分でこんな結末を作ったんです」
その空を見上げた女の子の心情は、赤い水草を見下ろす女の子の心情そのものであることが女には分かった。女の子はあの水草をうらやましがっていたのだ。

感想:なんか辻褄合ってないし結局少年どうなったんだ?いやはや、カエル卵シーンは怖かった。



「呪い」
見たとき:2004/01/01(初夢)
背景知識:深津絵里さんってのは踊る大捜査線ですみれ役やった人です。
夢内設定:またしても映画の予告編。

 車を運転している女は、ふとダッシュボードに人形があるのに気づく。
しばらく見つめているとその人形の腹から数本の人間の指が現れ、人形の腹が裂けて血が流れた。
人形なのに血が流れるのに感心した彼女だったが、数秒後彼女の腹が内側から裂けた。
(場転)
 自転車が道の両脇にびっしりと違法駐輪され、道路の幅が3分の1程度になっている道。
そこを車が強引に走り抜けた。それを見た人があそこの貴族学校の車だとぼやいた。
その声を耳にした女性(深津絵里)は、目を軽く閉じた。

――彼女には思ったことを実現させる力があった

 貴族学校が突然揺れた。地震かと思ったが、外は全く揺れていない。貴族の子供たちは泣き叫んだ。

(場転。空港にて、先ほどの女性に警官が話し掛けている)
「そのカバンの中を見せなさい」
「それは困ります」
「いいから見せなさい。……これはなんだ」

 「呪い」(大きく、タイトルロゴ)

感想:まーたちょっと嫌な夢を。昨日の続きか?そのうち予告編が終わって映画本編とか夢に見たりして(笑)。
これが初夢とは、いやはやどんな年になるやら。



「風丘(かざおか)の風四(かざし)」
見たとき:2003/12/31
背景知識:たぶんとくになし
夢内設定:映画の予告編。……劇団四季なのに?

 風丘にある森の中に住む大家族がいた。その存在を知るのは近くの家に住む老夫婦だけ。だから戦争時にも召集令状は届かなかった。しかし、森の近くの平地が軍の訓練場になってしまい戦々恐々の日々。一番下の3歳の息子は今でもちょっとしたことで泣いてしまうのですぐ気づかれてしまいかねない。
 そして、その森に住んでいるのは彼らだけではなかった。
いつからか森に迷い込んだ者が惨殺される事件が続くようになる。犯人は狼を三匹引き連れた男で、人を食用に飼っていた……。

 実際に起こった「人間食用飼育事件」を元に、大家族と老夫婦の心温まる交流もからめて送る最新作。
「風丘の風四」、2004年劇団四季がお送りします。

注:風四=犯人逮捕後、警察があまりの供述に信じることができず実際に飼育して食べるようにと言って渡した死刑囚に犯人がつけた名前。森の一部を完全包囲して犯人と狼、風四をそこに放つとちゃんと犯人は風四を徐々に食べて殺した。

感想:何故か三女だけ関西弁だったり、惨殺シーンが予告編なのに2分くらい流れたりしてました。
ちょうど前日焼肉を食べたためか、人肉は牛の胃のようでした。



「同窓会」
見たとき:2004/04/05
背景知識:Mは現在の友人、Nは現在の知人、nは当時仲が悪かった男子です。
この夢を見る数日前、同窓会がありました。
夢内設定:読んで分かる程度

 同窓会をした。キックベースでは選手証明書を一人一人がもらってプレイした。聖火リレーのようなこともした。ボール紙の12本の筒に1月から12月までの短文が書いてあり、それに1月から12月までの順に火を点していくのだ。私は11月の筒で、「あきかぜは さびしいの」だった。
 私は居眠りしてしまった。夢の中でその筒を使ってくじを引いていた。女子は少しだけ顔のよい男子を足だけ見て選び、その前に筒を置く。それを説明が難しいので省略するが一定の法則でシャッフルし、一本取り出すのだ。次に立つ男子を2人だけにしてくじを引いた。すると、顔のよい男子ではない方の男子はランドセルへの誇りがないという結果が出た。占いをしていたらしい。
 そのままサザエさんの人物に当てはめてくじ引きをした。するとちょうどどの登場人物もペアを組んでしまった。カツオだけが取り残される。が、タラちゃんに愛想をつかされた波平がカツオと実質上ペアを組んだ。カツオが波平をハメるために熱い熱いお湯を風呂に入れたところ、熱い風呂が好きな波平は子供のように喜んで入ってしまいカツオが苦笑していた。
 目がさめるとみな校舎へ入っていったので私も入ることにした。その途中Mにあった。そこで寝ている間の夢の話も含めてこれまでのことを話した。が、不意に彼女は消えていた。よく考えれば同窓会なのにこんなところに彼女がいるわけもない。
 教室へ戻るとnが私のことをけなしていた。偉そうな口を利いておいて寝るとは云々。そこで私はにっこりと言ってやった。「そうよ、私は本になりたいの。この意味、わかる?」nと話し相手が数回うなずいたので、「ならよし」と私はトイレへ向かった。そこにはNさんがいた。互いに「ええっ!?」と叫んでしまいその場にいた人を驚かせてしまった。トイレから出たあと二人で吹き抜けへ出て、いろいろ話した。どうやら彼女は時々校庭でやっているスポーツクラブの関係で今日は来ていたらしい。興味深い話もできた。
 彼女と教室へ行くと、なんと彼女は教師だったことが判明。紙飛行機でバトルすることになった。必殺技を次々と繰り出してくるN先生。nは私を狙っていたがN先生のさりげないフォローであまり当たらなかった。

感想:波平の喜び方が半端じゃなくかわいかった……。



「台無し立食パーティー」
見たとき:2004/02/13
背景知識:とくになし
夢内設定:私は衛生観念が人よりかなり無いです。あとケンタッキーはあまり好きじゃない。

 立食パーティーを家でやった。豪華な食事が並ぶ。
が、男子Aが唾液をその上に撒き散らした。私はなんとか自分の皿に持ったものは守ったが、多少かかった。
とりあえず体でかばったので顔や腕に唾液がついてしまったので、家族のいるテーブルに皿を置いて洗面所に行って洗った。
帰ってくると、家族は私の皿を捨てていた。たしかに一部唾液のついた食べ物。しかし、すごくおいしい食べ物。全部に唾液がついたわけではない食べ物。
私は憤った。しかも立食パーティーは中止?代わりはケンタッキーのパックだ?……なんのために私は唾液を浴びたんだ?守るためだったんだ、守ったものを何故捨てたんだ?
叫んだ。暴れた。自分を理不尽だと思いながら。確かに唾液まみれの物を食べるとは普通思わないだろう。他人から見たら、浴びていないところなんて見えなかったろう。でも。
でも、私にとってあれはとても大切で、それを気持ちも知らずに勝手に捨てて、あぁもう。
結局は、男子A許すまじということ。
 その後人工知能の入った人造人間を息子に持った母親がその息子について色々悩んだりして結局死亡しその息子も死亡したのち、弟と妹(母親の実の子供)が仲睦まじくしかしながら切なげに(10歳の弟と4歳の妹なのですごくいじらしい)生活していくいい感じの場面もあったんだけど、あまりにキレていたので癇に障るだけだった。

感想:怒り関係の夢は初めてかも。泣いたり笑ったり恐れたりしかしてなかったんです。



「TDL→水族館」
見たとき:2004/01/28?
背景知識:夢を見たとき、私はTDLに行くのが待ち遠しかった。
あと花帰葬(ゲーム/ADV)が色々。
夢内設定:読んで分かる程度

 TDLに行く日。マックで待ち合わせした私たち8人だったが、Sさんが突然「ボーリング班の先輩のために横断幕を作らなければ」と言い出す。
それを作るためにTDLへは行かないことになった。
 突然周りは海に変わる。
水平線から日が昇ってきた。今年初めて見る日の出だから、つまり初日の出だ。私が高らかにそう叫ぶと、みなも口々に初日の出だと叫んだ。
太陽がその姿を現しきった頃、カラスがV字型の隊列を組んで飛んで来た。ふと歌の一節が口をついて出てきた。
「終焉の鳥が、高い空から朝を告げ」
本来は「朝」でなく「時」なのだがこの場合は朝でいいだろう。そのまま私の頭は花帰葬に埋め尽くされた。
 ここでMと私だけで和菓子商店街へ買出しに行くことにした。浜辺から直接商店街に行けるのだ。
Mは花帰葬をやっていないのだが、某キャラについて熱く語る私(ネタバレゆえ伏せます)。
するとMはぽつりと言った。 「その人、死ぬんでしょ?」
「え?」
確かに死ぬと言えないこともないのだが、何故知っているのだろう?
 ここで水族館のシーンに変わる。
順路が別れているところがあった。屋外に延々と続く水槽は熱帯の魚を、地下室の中の水槽はマンボウを展示している。私はマンボウを選んだ。
マンボウコーナーが終わると、ハタタテコーナーに続いていた。
ハタタテとは世界唯一の水に潜らない魚だ。水面に浮かんで暮らす。
外見は蛾にそっくりだが、足は2本でそれも変形したヒレであることが見てとれる。
左のハタタテは「宝性寺」という。まるで水面に浮かんだ桜の花のようなハタタテだ。
名前の由来は言うまでもなく、あの桜で有名な寺だ。(注:どこかの有名な寺と間違えている)
他にもオオスカシバという蛾そっくりな、半身を水中に入れている珍しいハタタテもいた。
そのコーナーの中央のビデオコーナーでは宝性寺が水面を漂う様子が流されており、数人の老人が興味深そうに見ていた。
 そして、帰ることになった。けれどまだ全ての場所を見終わってはいない(先ほどの屋外ルート含め)。明日また来たい、と私は両親に言った(どうやら一緒に来ていたのだが単独行動していたらしい)。TDLに行ったと思えば安いものではないか。
 水族館からはビニールプール状の細長い通路(電車の高架状。高さもほぼ同じ)で帰る。水が張っており、這ったり泳いだりして移動することになる。
ビニールでできたペラペラの魚や青虫が浮いており、青虫を手で潰してしまった時にはペラペラとはいえぞっとした。
 通路の最後はポールにつかまってするすると降りるか(消防隊のように)、傾斜度80度行ってる上に足を乗せるステップは5cmほどの階段で降りるしかない。私はポールを選択した。そっちの方がまだ危なくない。
降りた先は新宿中央西口の対岸の工事現場の真ん中だった。
感想:意味不明。よっぽどTDLに行きたいらしい。



「記憶編集」
見たとき:2004/01/22?
背景知識:見た日はクラス劇直前で私は音響でした。
夢内設定:とくになし

 MDを早く編集しなければならない。全ての曲を入れ替えることになってしまったからだ。
今までの曲を全てバレエ「白鳥の湖」(全36曲)の曲に入れ替えるのはつらかった。
やっとのことで全て編集を終えた私だったが、なぜか私の記憶まですっかり編集されてしまっていた。
つぎはぎだらけの記憶。ふと気づけば別の場所にいたりしてパニック状態。
 そんな私は、白い一本の腕に起こされた。(直後本当に起きた)

感想:時々ある「夢の最後と目覚めの始めが一緒」な夢。音響が切羽詰っていたのがお分かりいただける夢ですね(笑)。



「学校と廃楽」
見たとき:2004/01/17
背景知識:「廃墟と楽園」は志方あきこさんのアルバムです。S学園は妹の志望校。
夢内設定:読んで分かる程度

 私はS学園に合格した。だから今日は登校するわけだ。この前登校したのは入学式だから、当然まだ完全に道を覚えていない。……不完全という意味ではない。全くと言っていいほど覚えていないのだ。
駅に着いたらやたら小さな扉からショッピングモールに入って通り抜け、さらにもう1つのショッピングモールに入って通り抜ければすぐだということはわかる。だが駅がどこだか分からない。
私は新宿で迷ってしまった。何を血迷ったか、小田急線のロマンスカーの屋根の上に乗ってしまったりした。その上靴下は両足で違うもの。これでは駅員も飛んで来ないわけにはいかないだろう。
私を助けてくれた駅員2人はまずどうして靴下が左右で違うのか訊いた。だが私が左右違う靴下なのは別にそういう意味ではない。単にそろったものがなくて仕方なく履いてきたのだ。それを正直に話すと駅員たちはほっとして、それからS学園の最寄駅を教えてくれた。
 こうして駅までようやくたどりついた私は帰り道に母と祖母と一緒に駅に近いほうのショッピングモールのロマンチックガーデンで靴を買うことにした。
だがなかなかサイズがない。店員さんはかなり短いダイエットスリッパを薦めてきた。たしかにそれはサイズ的にはぴったりなのだが、スリッパで登校するのはご免こうむりたい。
結局、かわいいスニーカーで私にぴったりのサイズのものを取り寄せてもらうことにした。
 その帰り道(何故か私は1人になっていた)駅の地下道で私は音楽集団に出会った。
「Persche」(つづりうろ覚え)という名のそのグループは、なんと「廃墟と楽園」の伴奏者の大半を占めていた。ただあのCDには個人名でしか載らなかったのだが。グループ全体という形でないからだろうか。
だが彼らは「廃墟と楽園」のインストゥメタルアレンジが主に入ったアルバムを売っていた。本家と同じく和都さんのデザインのジャケットは、ワインレッドを基調としたものだ。アルバム名はグループ名と同じ。
あの「廃墟と楽園」製作に携わった人々と出会えた私は感激し、地下道での彼らのCD販売を手伝うことにした。
4枚ほど売りさばいた後彼らは今日は引き上げると言った。私は名刺(といっても、バーでもらえるようなマッチのようなもの)とCDを無料で1枚もらった。そしてまた今度会おうと思った。

感想:なぜS学園。妹の受験が近いからか。あと志方さんが好きなんだな、私。



「ダビデ像とレモン」
見たとき:2001/??/??
背景知識:ダビデ像ってのはミケランジェロの作った有名なあれです。
夢内設定:読んで分かる程度

 ブティックに入ると、同級生たちがトランポリン上でボールで遊びしていた。なんでもドッヂボールの一種らしい。私も混ざって遊んでいると、不意に辺りが忍者屋敷になった。
そこにダビデ像が現れた。彼は頭にリンゴをのせていた。が、同級生たちにダサいとブーイングを喰らった。そこで素早くレモンと取り替えた。今度はあまりダサくなかった。
ダビデ像は私たちを部屋の1つへ連れて行き、これから襲ってくる忍者にどう対抗するかを教えてくれた。そして自らは陰陽師に変身した。
そして、私たちは忍者と戦ったのであった。ダビデ像はお札でアシストしてくれた。

感想:レモンはださくないのか?よく分からないです。



「アメリカンコミック風ゲーム」
見たとき:2003/09/17
背景知識:とくになし
夢内設定:私は男版某先輩でした。家族も全員元の家族じゃないし。
あと、これはゲームらしいです。

 私たちの隣の家に住んでいるボブとその親は爆弾魔。ある日、一家の母親と娘(私の妹)が彼らに誘拐され、家には爆弾が仕掛けられた!タンクローリーで連れ去られた2人を救うべく、家をほったらかしにして出かける父親と私。
 その後色々あって全員救出後、学校の寮そっくりなダンジョンでレベル上げすることに。
蘇生アイテム「浮き輪」はダンジョン3Fで売っているが、まだレベルが低いためそこまで行くのは危険と判断、1階の大部屋まで1匹ずつモンスターをおびき出し袋叩きにすることでレベルを上げる。私は得意技回し蹴りによる足払い戦法でがんばる。妹は魔法使い。彼女は時々ダンジョンの通路に出ては地下階に一人で行き、アイテムを調達しつつモンスターをおびきだしていた。
 が、妹が浮き輪を3Fで買って帰ってきたとき。向こうから恐ろしく長身のモンスターが現れ、大部屋へ向かってくる。その黄色い体、長い脚とその先端の大きな足、途中で折れたうさぎのような耳、凶悪な目つき・・・そう、それはこのゲームのプレイヤー間で「ピカチュウみたいな奴」と呼ばれているモンスターの最上位(ポケモンで言えば最終進化形)であった。
思わず「もはやピカチュウじゃないじゃん!」と大声で突っ込んでしまい家族の失笑をかう私。しかし、それは本当に強かった。
そのモンスターの得意技も回し蹴りだった。接近して回し蹴りをかまそうとするも、1m30はある大足が接近する前に私をなぎ払う。
(くっ・・・この俺が回し蹴りで負けるなんて)
が、その後も果敢に挑んでいたところ、突如股間を押さえて気絶するモンスター。チャンスとばかり攻撃しだすが、3秒で復活。その後も突如「うっ、胃が」「太ももがっ」などと入って3秒間の気絶を繰り返す。ようやく倒したとき、私は疲れ果てていた。

感想:実はゲストとしてパーティーメンバーにスターウォーズ4〜6に出てきたヒューバッカ(だっけ)が入ってます。
彼にはボムを蹴って発射する能力があり、そのボムにも色々細かい設定があったんですが割愛。
ああ、あと妹は「賢長不」のヒコンと一緒の子(名前ド忘れ)なの。かわいい。
それにしてもなんてモンスター。


「接触事故から古館伊知郎へと」
見たとき:2003/10/04
背景知識:とくになし
夢内設定:文章内で説明。

 私たちの乗っている車は、公園の階段を下りていた。が、前方で老人とその娘の夫が歩いていた。父の運転する車は老人の背中に接触(ほんとに触っただけ)。父はすぐに車から飛び出した。当然老人を心配してと思われたが、父はタバコを買いたくて仕方なかっただけだった。公園のベンチに座り満足げにタバコをふかす父。キレた老人は父の車に飛び乗って運転、コバルトブルーの海へと車を走らせる。
 世田谷区の中でこれほどの海に出会えるとは思っていなかった私は感動した。エメラルドグリーンではなくコバルトブルーなのもポイント高い。エメラルドグリーンじゃ沖縄になっちゃう。打ち寄せる現実感がないほど美しくやわらかな波の中に、私はそれを発見してしまった。
 茶色くいかついカメ。突然火を噴き出しても違和感のないだろうそれは、こちらを見た。あわてて寝室に逃げ込むが、寝室の中まで波は打ち寄せ、カメもこちらへやって来る。いつの間にか香取信吾になっていた私は、これが芸能人どっきり企画であると知りつつも逃げる。指先を噛まれる。手袋をしているとはいえ、恐ろしい痛さ。
 と、私に戻った私は口の中から2mものテグスを引っ張り出した。いやな痛みがのどを走る。のどの中に丸めてひっつけていた、手品のタネである。とたんにあたりは黒の背景のスタジオになり、スポットライトの中で井上真央が動く万国旗を広げてアピールしてみせる。直後に対抗するチームがアピールした真っ白で20mほどある旗はインパクト不足。
やがて黒のセクシーなドレスを着た女性があらわれ、頭の上の特殊ライトをつける。途端に現れるザンバ――別名ゴキブリの群れ。彼らはライトへと群がろうとして、女性の身体を駆け上がる。この女性、ザンバが大の苦手なのだがこの番組のためにあえてこれを実行したのである。
古館伊知郎はひたすらそれを実況していた。

感想:わ、わけ分からない!!
最後のザンバ、気持ち悪いですねー。
てか世田谷区は内陸なんですが。
いつもならわけ分からない夢は面白いけど、これはあまりの分からなさに疲れた。



「大逃走」
見たとき:2003/09/14
背景知識:アンミラはファミレスの名前。「水気」「土気」は共に陰陽五行思想の五気のひとつ。この思想によれば土剋水(土は水を制す)という。
夢内設定:とくになし

 私たち家族は車に乗ってひたすら逃げていた。大雨の中大通りに出れば、そこはあまりの雨で大河となっていた。左に曲がる。そっちは水気が多い方角であったため私はとっさに祈る。土気の象徴、狐様。どうか私たちをお守りください。
なんとか切り抜け、雨宿りと追手をかわす目的でアンミラへ入る。レジからは一応見えない位置。若者数人が談笑している。合コンらしい。母はお持ち帰りショーウィンドウにならんだシュークリームを眺めて暇をつぶしていた。すると店員がそれに気づいた。
「シュークリームお買い上げでしょうか?」
というわけで、シュークリーム5つ購入。車に乗り込み食べる。そしてすぐ発進。追手をまくために路地へ入ってみるが、その行き着いた先は自宅……やばい!逃げるぞー!!

感想:状況が全く分かりません。ていうか卒論で調べた陰陽五行がすっかり身についている模様。




「東北旅行」
見たとき:2003/08/19
背景知識:今年、学校で東北旅行に行ってきました。
夢内設定:京王線は北海道まで直通です。旅行先では数人に一人家が与えられ、そこで寝泊りします。

 学校で東北旅行(といいつつ北海道旅行)に行った。京王線で行った。車内はコンパートメントで区切られていた。
 北海道から帰る日。わたしとK君(昔の塾の同級生)は出発時刻に大幅に遅れていた。現在1時間オーバー。
急いで駅へ向かうが、駅への道のりは迷い易い道……。20分ほどかかった。Kはまだ家。
が、そこには学校の面々の姿はなく、別の学校の人々が見学をしていた。本来なら私も見ていたはずのものたちである。(寝坊したためこの日の分の見学を全くしていない)
ようやく学校メンバーに会えたが、私はそのとき安堵でリュックを降ろしてしまった。人ごみに紛れ消えていくリュック。それに、トランクをすっかり忘れていた。
 私はあわててリュックを探し出し、トランクを取るべく家へ!!焼き鳥屋の角を右に、煙をすりぬけて射的屋を左に、雲に飛び乗ってうずまきの中心へもぐりこみ、家についた。そこの主人である女性は本性である狐を現していた。私は彼女に嘲りの言葉を浴びせかけ、トランクを持って駅へ走った。
 無事に帰れたのは、それから数十分後のことである。

感想:結構省略してます。ややこしくて自分でもわかんないので。
ショックだったのは狐さんへの嘲りの言葉。私はこの1ヶ月、狐関連で調べ続けており、
相当な愛着が出ているんです。嘲るわけもない。……ひょっとしてその裏返しなのかなぁ。
コンパートメントはホグワーツ特急の影響かと。



「再受験・合宿・ハイウェイパズル」
見たとき:2003/08/14
背景知識:N君(仮名)は小学校のときの同級生。サウロンというのは指輪物語の悪の帝王みたいなもの。
夢内設定:読めば分かる程度なので省略。

 今の学校をもう一度受験してみようと友達が言い出した。はっきり言って、私は受かる気がまったくしない。
だから抵抗したが、結局なりゆきで受験することになってしまった。
 最初に面接。前方の壁に大きなガラスケースが埋め込まれた部屋で好きな動物を答え、隣の受験者の答えた動物について何か書く。隣はN君、コアラを選択。ガラスケースにコアラが召喚された。私は、「私、両生類好きなんです!」と叫んだ。コンマ1秒沈黙につつまれる教室。召喚されない両生類。教官が「えーと、せっかくだから、爬虫類か哺乳類か鳥類にしましょ?」と言う。ということでレッサーパンダにした。
 続いて国語。すごい問題の連続だったが忘れた。数学。漢字の問題が大量に出る。
 (この辺で合宿編になる)
ログハウスでのクラス合宿。一日2回海へ行って泳ぐ。T君(小学校の同級生)がいる。Yちゃん(今の同級生)がいる。
夜、座敷わらしの演目を見る。人形浄瑠璃と怪談の共演である。私以外には不評。
最終日、博物館のようなおみやげやさんで友達とおみやげを見て悩む。
 そしてハイウェイパズル編へ。ハイウェイの料金所に勤める私と同僚。2人は24分後にサウロンが島を落とすために塔が倒れ大地震がおきハイウェイは高架なので墜落という話を、料金を払わなかった3人を拘束中電話で聞く。
「え!?急いで客を帰らせなきゃ!」と外へ出ると、みんな知っていたので小屋の中で3人を拘束中にハイウェイには車ひとつなくなっていた。
「俺たちとこいつら3人だけかよーーーーー!!!」響く声。
ここからパズル的に頭を働かせて5人を脱出させることに。
24分後。サウロン、島投下。
そして、やきもきしながら帰りを待つ女性たち(この夢内でもっかいあったはずだが忘却)。井戸から現れる5人。ほっとして、でも意地を張って見届けたらすぐにきびすを返す女優(芝咲コウ)。 ちなみに彼女が見ていたのは、TOKIOの松岡であった。(男3人は途中から山口・国分・あと誰かに変わっている。松岡は同僚。)

感想:めまぐるしい展開とぎっしりの内容。



「海へ行こう」
見たとき:2003/08/04
背景知識:フルバ(マンガ)の知識はなくても大丈夫。設定には童話物語が。
夢内設定:この海の近くには童話物語(本)のアルテミファに近い地形があり、ホテル密集地帯がある。

 父が「海に行こう」と言った。父にしては珍しく名案だったので家族は賛成した。ホテル密集地帯の一番南側の島の一番大きなホテルに泊まることにした。水着をそこで着ていざ海へ。のはずだったが、急に水を飲みに行こうと思った。いや、この後海行く前レストランで食べるつもりだから水くらい飲めるけどさ。
 そこでドアを開けると、廊下の水深はおよそ1.3m。水は部屋には入ってこなかったし家族も気づかなかったが、私は果敢にもそこに乗り込んでいく。濡れなかったが口に入るとしょっぱかったし、おぼれそうでならなかった。やっとの思いで水を飲み、戻る。レストランで軽く食べ、いざ海へ。
 フルバ10巻の1ページめで透が叫ぶセリフ「夏です、青い空と、青い海です!」を同じポーズをして何故か叫ぶ私。
水平線をしばし眺める。すると、不意にそこが盛り上がる。(大きな波・・指導用にもぴったり!)と意味不明なことを思う。
しばらくしてさながらビッグウェーブのごとく襲い掛かる2mほどの波。頭からかぶってうはぁ。私はとても素晴らしい展開を予想していたらしく、がっかりしていた。

感想:指導用って何。ちなみに水着ポロリシーンはカットしました(え)。



「ジョーズドキュメンタリー」
見たとき:2003/08/09
背景知識:とくになし
夢内設定:ジョーズとは鮫の種類。凶暴。

 家族で映画館にジョーズの続編を見に行くことになった。映画館についてみると小さなテレビがあって、それを全員で見るのだという。本当に小さな映画館だなーと思った。

 映画はジョーズと人間の戦いをドキュメンタリーチックに描いたものであった。
 まずジョーズが口をあけたときにヘリから毒を大量に投下。しかしジョーズはそれを飲み込み、平然としていた。それではといわしとワニ(注:どっちも生きてる)の混合エサを投下してみると、なんとジョーズは死んだのだ!しかしワニはコストが高いため、絶滅させるのには使えないという結論が出た。
 ここで映画はメイキングに移る。サメは本物を使用。海も本物。
ある日、監督は晴れのシーンを撮影したかった。しかし大雨。それでも監督はどうしても撮りたかった。そこで監督は海マニアの友人が持っている「海の部屋」を借りた。ここは本物の海中のような部屋で、カメラからでは偽物だと分かる可能性が極めて低い。そこに水槽を持ち込み、ライトを照らして晴れを演出してようやく撮影したのだった。

以降、映画本編とメイキングをかわるがわる上映していくという不思議な映画だった。

感想:サメって、ワニ食べたら死ぬんですか?あと監督はわがままだなぁ。
あと、海マニアの友人というのが大変気になりました。



「水泳大会」
見たとき:2001/08/01
背景知識:とくになし
夢内設定:とくになし

 「なんでもあり水泳大会」の決勝戦になぜか進出した私。この大会では水着・泳ぎ方が自由で、クロールと平泳ぎと犬かきの共演なんてことも普通。
となりのコースの女の子は優勝候補で、私にからかうように笑いかける。私に追いつける?という風に。
プールに飛び込み、彼女の腕に何かを見つけた私は、ぐんぐんと離されるがその正体が気になって彼女に追いつくほどスピードを上げる。
彼女の腕にはリストバンドらしきものがあり、文字が書いてある。が、それを読もうとすると彼女が引き離す――ついて来れるもんならついてきなさいとばかり私をちらっと見ながら。意地になって追いかける私。そして、私は2位になる……。
それでもリストバンドに目をやろうとする私だったが、気づく。彼女は私を挑発して私に好成績をくれていたのだと。私はこみ上げる感謝でいっぱいになり、彼女に抱きつくのだった。親友になった二人は、ジュースで乾杯した。

感想:最後、本当に感動しました。起きてからは結構バカらしいけど。



 現在のその他の夢はこれだけです。夢は見ないと追加できないので、のんびり更新になると思います。
それはそうと、このページの夢が一番訳わからないはず。お疲れ様でした。

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